[misc.] Oracle製品ドキュメントページにSolutionsというカテゴリが追加されています

Oracle製品ドキュメントのトップページが少々変更されていることをご存知でしょうか。
下図の通り、Solutionsというグループが出来ています。

これをクリックすると、Design、Develop、Integrate、Operateというカテゴリに細分化され、各製品を使った構成例を確認できます。

Designをクリックしてみたところ、SaaSアプリケーションとの連携や、オンプレミスのERP(E-Business Suite)との連携をどのように実現するか、といった内容が紹介されています。


まだ数少ないですが、今後いろいろな内容が追加されていきますので、ご興味ある方は時間のあるときにチェックしてみてください。


[Cloud] Visual Builder Architecture - A Crash Course in Building Blocks

原文はこちら。
https://blogs.oracle.com/vbcs/visual-builder-architecture-a-crash-course-in-building-blocks

VBCSのビジュアル開発体験によって、アプリケーション作成が簡単になりますが、ビジュアル開発の基礎部分が堅牢なアーキテクチャであることを理解するのは重要です。

このアーキテクチャとVBCSが利用するビルディングブロックの基本的な理解は、VBCSでアプリケーションを開発しようとしている人にとっては良い基礎になります。

アーキテクチャやビルディングブロックの詳細はドキュメントの以下の章でご覧いただけます。
Oracle® Cloud Developing Applications with Oracle Visual Builder Cloud Service
Understanding the Building Blocks of Visual Applications
https://docs.oracle.com/en/cloud/paas/app-builder-cloud/visual-builder-developer/understanding-building-blocks-visual-applications1.html
Building Blocks of VBCS

YouTubeチャンネルにUpした30分の動画で、ビルディングブロックの説明と利用方法の例をご紹介します。



この動画をご覧になれば、クイックスタートでは即座に答えが得られない、より高度なシナリオに対処することが容易になるはずです。しかし、アーキテクチャとビルディングブロックの別の側面について詳細を知っていただくために、ドキュメントを一読されることをお勧めします。

この手の動画がお役にたつかどうかお知らせください。

[Cloud] Learning App Development with Visual Builder Cloud Service - Demos & Tutorials

原文はこちら。
https://blogs.oracle.com/vbcs/learning-app-development-with-visual-builder-cloud-service-demos-tutorials

新しくなったOracle Visual Builder Cloud Serviceを使ってアプリケーションを開発するにはどうすればいいか知りたくありませんか?

ご用意しました!以下のOracle Visual Builder YouTube Channelに開発者体験を説明する動画がUpされています。
Oracle Visual Builder Cloud Service
https://www.youtube.com/channel/UCFMTiIZAE6f3Ib91sY6Ms3g/featured
一部の動画をご紹介しましょう。

Developing a Web Application in 10 Minutes


Developing an On-Device Mobile Application in 10 Minutes


試したくなったでしょ?
Getting Started with Oracle Visual Builder Cloud Serviceというプレイリストを作成しました。最初からアプリケーション公開までを以下の4個の動画で説明しています。
Getting Started with Oracle Visual Builder Cloud Service
https://www.youtube.com/playlist?list=PLSKf-atSzZejAz7ZIIWTWXEnX5M_Co7AV


手順に従うよりは自分でがしがしやりたい、ということであれば、とっかかりはドキュメントをご覧頂くことが一番でしょう。
具体的にはStep-by-stepチュートリアルをご覧ください。
Oracle Visual Builder Cloud Service Tutorials
https://docs.oracle.com/en/cloud/paas/app-builder-cloud/tutorials.html

[Cloud] A New Oracle Autonomous Visual Builder Cloud Service - Visual and Coding Combined

原文はこちら。
https://blogs.oracle.com/vbcs/a-new-oracle-autonomous-visual-builder-cloud-service-visual-and-coding-combined

Oracle Autonomous Visual Builder Cloud Service (VBCS) の一般提供を発表できうれしく思います。これは組み込み済みの自律的な機能群を持っており、JavaScriptベースのアプリケーションのための、ビジュアル開発&Low-code(コードをほとんどもしくは全く書かない)開発のためのプラットフォームです。
これまでの数年にわたり、VBCSのビジュアル開発のアプローチは、カスタムアプリケーションを構築するためのプラットフォームの、コードを書く必要のない性質を活用した市民開発者に対する非常に魅力的なソリューションでした。
ところが、多くのプロフェッショナルな開発者も、彼らが見たビジュアル開発体験に興味関心を表していましたが、追加機能を求めていました。

具体的には、プロフェッショナルな開発者はビジュアルツールが生成するコードに直接アクセスして変更したり、よりリッチな挙動をするようにカスタムコードで機能追加したりしたい、という要求がありました。

このVBCSの新バージョンでは、VBCSのLow-codeの特性は維持しつつ、直接コードにアクセスして操作するという要求に対応しています。

Visual and Code Based Development Combined

以前のバージョンと同様、ビジュアルWYSIWYGレイアウトエディタでUIを開発できます。既存のVBCSユーザーは、コンポーネントパレットの一連のUIコンポーネントがずっと増えたことに気付くことでしょう。実はOracle JET(OracleのオープンソースJavaScript Extension Toolkit)が提供する全てのコンポーネントにアクセスできるようになりました。
Oracle JET
http://oraclejet.org/
さらに、Web-components標準ベースのOracle JETコンポジットコンポーネントアーキテクチャ(CCA)を使い、パレットにより多くのコンポーネントを追加できます。


Visual Editorに関して知っておくべきことは、新たに”Code"ボタンが右上部に追加された、ということです。これをクリックすると、プロフェッショナル開発者はページレイアウトを構成するHTMLコードに直接アクセスできるようになります。このコードがピュアなHTML/JavaScript/CSSベースであることがわかって喜んでもらえると思います。これを使ってこれまでの専門知識を生かしてカスタマイズできます。code insight、シンタックスハイライト、ドキュメントへのアクセス、直接ブラウザでコードの再フォーマットなどといったスマートコードエディタの機能を活用して、開発者は直接コードを操作できます。



ビジュアル開発アプローチはページレイアウトに限定されません。ビジネスロジックの定義もできるよう拡張しています。新しいアクションフローエディタでロジック・フローを定義できます。操作のコレクションを使って宣言的な方法で定義できますし、独自の機能のための特定のJavaScriptコードを呼び出すこともできます。



開発者がコードに直接アクセスできるようになったので、Gitとの統合も追加しました。Oracle Developer Cloud Service (DevCS) で提供するプライベートGitリポジトリを使います。
Oracle Developer Cloud Service
https://cloud.oracle.com/ja_JP/developer-service
VBCSアプリケーション開発にあたり、チーム開発でIssue追跡、バージョン管理、アジャイル計画やコードレビュープロセスといったDevCSのアジャイルメソドロジーの機能を活用できます。

Mobile and Web Development Unified

この新しくなったVBCSを使って、Webブラウザベースのアプリケーション、デバイス上で稼働するモバイルアプリケーション両者間の開発者体験をさらに統合します。

同じプロジェクトで両方のタイプのアプリケーションを作成できます。同じ開発方法、アプリケーション・アーキテクチャ、UIコンポーネント、カスタムビジネスオブジェクトや外部RESTサービスへのアクセスを活用できます。

モバイルアプリケーションの開発が終了したら、モバイルデバイスにインストール、テスト、実行するモバイルアプリケーションとしてパッケージングします。Oracle JETが種々のモバイルプラットフォーム用に提供するネイティブLook & Feelを活用できます。


Standard-Based Data Openness

この新しいVBCSを使うと、数回ボタンをクリックすれば、任意のRESTデータソースにVBCSを接続でき、宣言的な方法で外部RESTソースを利用できます。VBCSは標準のSwagger (OpenAPI Spec 2.0)ベースの記述を読み取ることができるので、簡単にRESTデータソースを利用できます。サービスの構造表現の詳細がない場合でも、VBCSの宣言的なダイアログでセキュリティ設定、ヘッダーパラメータやURLパラメータといった任意のサービスへのアクセスを簡単に定義できます。VBCSはサービスからのレスポンス構造の解析やUIでデータアクセスを可能にする変数の作成も簡単です。



VBCSを使えば、再利用可能なカスタムのビジネスサービスを定義できることを忘れないでください。VBCSはデータベース・オブジェクトを作成してこれらのオブジェクトに情報を格納し、強力かつセキュアなRESTサービスを提供します。このサービスを使えば、こうしたオブジェクトをVBCSだけでなく外部アプリケーションからもアクセスできます。

Visual Builder Cloud Service Goes Autonomous

今日リリースされたVisual Builder Cloud Serviceには、反復的なタスクを自動化ならびに排除するための自律機能が組み込まれているため、アプリのケーションの設計と開発に専念できます。

サービスの設定とプロビジョニングは、たった1個のボタンをクリックするだけで簡単です。必要なのは、サーバーに付ける名前だけです。それが終われば、ボタンをクリックするだけで、すべてを構成します。基盤となるプラットフォームをインストールして設定する必要はありません。サービスは自動的にデータベース、アプリケーションをホストするサーバー、および完全な開発プラットフォームをプロビジョニングします。

One click install

この新しいautonomous VBCSは開発・デプロイ環境の管理のための手作業を減らします。サービスをプロビジョニングしたら、パッチの適用、アップデート、バックアップは我々Oracleが実施します。

さらに、autonomous VBCSでは自動的にモバイルアプリケーションの公開基盤をメンテナンスします。ボタンをクリックするだけで、モバイルアプリケーションをiOSやAndroidパッケージにパブリッシュし、データやアプリケーションをホストするスケーラブルなバックエンドサービスにWebアプリケーションをホストします。

But Wait There is More

その他にもこの新しいOracle Visual Builder Cloud Serviceにはたくさんの新機能があります。より速くデリバリしたいと思っている経験豊富なJavaScriptの専門家、JavaScript開発という野生の世界での最初の一歩を踏み出そうとしている開発者、ビジネスアプリケーションを構築しようとするサンデープログラマーのいずれの方々にとっても有用なものが、Visual Builderにはあります。

ぜひお試しください。この体験を楽しんでもらえると思っています。

詳細情報やフリートライアルなどについては、以下のURLをどうぞ。
Autonomous Visual Builder Cloud
http://cloud.oracle.com/visual-builder

[Database, Cloud] Announcing Oracle SQL Developer Web!

原文はこちら。
https://www.thatjeffsmith.com/archive/2018/05/announcing-oracle-sql-developer-web/

Oracle CloudでOracle SQL Developer Webがご利用いただけるようになりました!
「でも、それって何?」というあなたに。
これはブラウザベースのOracle SQL Developerで、Oracle REST Data Servicesを使っています。
Oracle Database Cloudをお使いのお客様であれば、順次ロールアウトしているところです。

もっと知りたい方や簡単なデモを見たい方のために以下の動画を用意しました。

[WLS, Docker, Kubernetes] Announcing General Availability version of the WebLogic Server Kubernetes Operator

原文はこちら。
https://blogs.oracle.com/weblogicserver/announcing-general-availability-version-of-the-weblogic-server-kubernetes-operator

WebLogic Server Kubernetes Operator(以下Operator)の一般提供(GA)リリースの発表ができうれしく思っています。OperatorはTechnology Previewとして2月にリリースしたもので、Kubernetes環境でWebLogic Server 12.2.1.3ドメインの作成、管理を簡単にするものです。このGA版では、Technology Previewの機能に加え、その他のWebLogic Serverの機能もサポートしており、開発、本番用途でご利用いただけるように動作保証ならびにサポートいたします。

この動作保証にはOracle Cloud Infrastructure(OCI)ならびにTerraform Installer for Kubernetes on Oracle Cloud Infrastructureを使って作成したKubernetes Clusterで動作するOperatorとWebLogic Serverの構成のサポート、そしてOracle Cloud Infrastructure Registry(OCIR)を使ったOperatorとWebLogic Serverドメインイメージの保存に対するサポートが含まれます。
Oracle Cloud Infrastructure
https://cloud.oracle.com/ja_JP/cloud-infrastructure
Terraform Installer for Kubernetes on Oracle Cloud Infrastructure
https://github.com/oracle/terraform-kubernetes-installer/

Kubernetes上でのWebLogic Serverの動作保証ならびにOperatorに関する追加情報は、以下のサポートドキュメントと発表のブログエントリをご覧ください。
WebLogic Server 12.2.1.3 Certification on Kubernetes (ドキュメントID 2349228.1)
https://support.oracle.com/rs?type=doc&id=2349228.1
WebLogic Server Certification on Kubernetes
https://blogs.oracle.com/weblogicserver/weblogic-server-certification-on-kubernetes
https://orablogs-jp.blogspot.jp/2018/01/weblogic-server-certification-on.html
KubernetesがWebLogic Serverインスタンスをホストするコンテナインフラストラクチャとして機能するよう、WebLogic ServerとKubernetesを統合するためにOperatorを開発してきました。OperatorはWebLogicドメインの作成、構成、管理をするためにKuberenetesを拡張します。以前の発表のエントリをご一読いただいた上で、WebLogic Server Kubernetes OperatorのGitHubプロジェクトをご覧ください。
Announcing the New WebLogic Server Kubernetes Operator
https://blogs.oracle.com/weblogicserver/announcing-the-new-weblogic-server-kubernetes-operatorhttps://orablogs-jp.blogspot.jp/2018/02/announcing-new-weblogic-server.html
Oracle Weblogic Server Kubernetes Operator
https://github.com/oracle/weblogic-kubernetes-operator
Kubernetes上でWebLogic Serverを実行すると、以下のことが可能になります。
  • Kubernetes環境でWebLogic Serverのアプリケーションを活用できる
  • WebLogic Serverアプリケーションを他のクラウドアプリケーションと統合できる
  • WebLogic Serverの使用を発展させ、Kubernetesの使用を拡大することができる
Operatorを使うと、以下のことが可能になります。
  • Kubernetes内のWebLogic Serverの管理を簡素化
  • KubernetesのリソースのWebLogicドメインへの割り当てを確保
  • ロードバランサ、Ingress controller、ネットワークファブリック、セキュリティなどの環境全体をKubernetesのAPIを使って管理
  • パッチ適用やスケールといった操作の簡素化ならびに自動化
  • WebLogicのベストプラクティスに則ることの保証
  • WebLogicドメインを問題なく、安全に実行
OperatorのこのバージョンとWebLogic Server Kubernetesの動作保証では、以下の機能およびサポートを追加しています。
今後の計画には、以下のものが含まれます。
  • OCI Container Engine for Kubernetesで動作するKubernetes上のWebLogic Serverの動作保証
  • WebLogic Deploy Toolingを使った、既存KubernetesのWebLogic Serverドメインへの簡単な再プロビジョニングならびに再デプロイ方法の提供
  • Oracle Container Pipelines(werckerとしても知られています)を使ったKubernetes上のWebLogicデプロイメントのCI/CDの追加
  • その他時間と共に追加される新機能や機能強化
詳細はしばしお待ちください。この発表がKubernetesにWebLogic Serverをデプロイする方法を求めていた方に役立つことを願っています。是非フィードバックをお寄せください。

[Java] Update and FAQ on the Java SE Release Cadence

原文はこちら。
https://blogs.oracle.com/java-platform-group/update-and-faq-on-the-java-se-release-cadence

Java SE 9の作業が2017年の早い段階で終了したため、OpenJDKコミュニティのコントリビュータから、Java SEプラットフォームとJDKをより早い段階で進化させて機能をよりタイムリーに配信できる方法があるだろうかという疑問が投げかけられました。Java Community Processがそのような変化に対応する方法を検討するため、JCPワーキンググループが設立されました。
17 February 2017 OpenJDK Working Group Meeting Minutes
https://community.oracle.com/docs/DOC-1015451
主要なコントリビュータの間でのさらなる議論の後、計画が提案され、並行して、Oracleは商用Java SE製品の計画を発表しました[1]。
Moving Java Forward Faster
https://mreinhold.org/blog/forward-faster
Faster and Easier Use and Redistribution of Java SE
https://blogs.oracle.com/java-platform-group/faster-and-easier-use-and-redistribution-of-java-se
https://orablogs-jp.blogspot.jp/2017/09/faster-and-easier-use-and.html
その後数ヶ月の短期間で、OpenJDKコミュニティは、Oracleのリーダーシップの下、Java SE 9、Java SE 10、Java SE 11の早期アクセスビルドだけでなく、調整されたスケジュールでセキュリティアップデートを複数提供してきました。
JDK 9
http://openjdk.java.net/projects/jdk9/
JDK 10
http://openjdk.java.net/projects/jdk/10/
JDK 11
http://openjdk.java.net/projects/jdk/11/
OpenJDK Vulnerability Groupが結成されました。
OpenJDK Vulnerability Group
http://openjdk.java.net/groups/vulnerability/
Java SE 10では、小さな新しい言語機能が追加されました。
JEP 286: Local-Variable Type Inference
http://openjdk.java.net/jeps/286
これは、新しいケイデンスが、実装だけでなくJCPの仕様作業でも機能していることを示しています。

ということで、新しいケイデンスは、私たちが長年にわたって慣れ親しんできた用語やプロセスに新しいイディオムや意味を導入します。明らかに、容易に新機能を取り込めるという、予測可能なリリーススケジュールの利点は、エコシステムの最大のプロジェクトに対する成果に値します。この傾向は、Java SEエコシステムの他の部分でも発生しています。たとえば、Eclipseでは長年にわたって年1回のrelease trainがありますし、Wildflyは四半期ごとのリリースモデルに移行しています。
Simultaneous Release
https://wiki.eclipse.org/Simultaneous_Release
[wildfly-dev] WildFly 12 Plans, EE8, and Move to Quarterly Iterative Releases
http://lists.jboss.org/pipermail/wildfly-dev/2017-December/006250.html
このブログエントリでは、この数ヶ月間に尋ねられたよくある質問にお答えします。

Q: Surely you can’t expect everyone to adopt major releases every six months?! (誰も6ヶ月ごとにメジャーリリースを採用するとは思いませんが?)

正確な意味では、もう「メジャーリリース」はありません。その用語は古いものです。その代わりに、feature releaseという安定した流れがあります。これは、バージョン管理の新しい取り組みを除いて、過去のリリース回数に一致しています。例えば、Java 8は2014年3月にリリースされました。feature releaseである8u20は、8月のほぼ半年後にリリースされました。次のfeature releaseである8u40は、その後6ヶ月後にリリースされました。
8u20 Update Release Notes
http://www.oracle.com/technetwork/java/javase/8u20-relnotes-2257729.html
8u40 Update Release Notes
http://www.oracle.com/technetwork/java/javase/8u40-relnotes-2389089.html
したがって、以前と同様に、6か月ごとにfeature releaseの取り込みを期待しています。

Java 9→10→11は、7→8→9よりも8→8u20→8u40の方が近いものです。3年ごとにメジャーリリースに慣れていて、そうした大きな変化の巨大な影響のメンタルモデルを持っているときは、当初は怖いと感じるでしょう。6ヶ月のリズムはそうではありません。FAQの後半で、これについてより具体的な証拠をご紹介します。

Q: If the new releases are basically the long standing six-month cadence, why rev the major release number each time?  Why not just call it 9u20, 9u40, etc.? (新しいリリースが基本的に長年の6ヶ月サイクルである場合、毎回メジャーリリース番号を上げるのはなぜですか?なぜ9u20、9u40などと呼ばないのですか?)

JCPプロセスを合理化することで、major releaseのために何年も待つ必要はなくなり、新しいクラスライブラリ、JVM機能やローカル変数型推論などの言語機能をわずか6ヶ月で導入することが可能になりました。
JEP 286: Local-Variable Type Inference
http://openjdk.java.net/jeps/286
2年ごとに数多くの仕様変更をリリースするのではなく、導入の準備が整い次第、より実用的に安定した流れに導入できます。

Q: Spec changes sound dangerous and they’ll inhibit tools ecosystem from updating, right? (仕様変更は危険に感じます。ツールのエコシステムがアップデートされなくなるのではないでしょうか?)

いくつかのツールは8→9への移行に苦労していますが、その移行が済んでいればほぼ一晩で9→10に移行できました。

Java 10がリリースされたとき、主要なIDEはすべて、数日で新しいローカル変数型推論機能を含むJava 10をサポートしました。
Webinar: IntelliJ IDEA and Java 10
https://blog.jetbrains.com/idea/2018/04/webinar-intellij-idea-and-java-10/
The Eclipse Project Downloads
http://download.eclipse.org/eclipse/downloads/#Latest_Release
JDK 10 (March 2018) - Apache NetBeans 9.0 New and Noteworthy
https://cwiki.apache.org/confluence/pages/viewpage.action?pageId=75971001
GradleやLuceneのような人気のあるプロジェクトは、すぐに正式なサポートを追加しました。
Gradle Release Notes
https://docs.gradle.org/4.7/release-notes.html
Apache Lucene
https://lucene.apache.org/
UbuntuやSUSE Linux Enterprise Serverなどの人気のあるLinuxディストリビューションでは、最新のOpenJDKをプラットフォーム上のデフォルトのJRE/JDKにするために積極的に調整していました。
OpenJDK SRU exception
https://lists.ubuntu.com/archives/ubuntu-release/2018-February/004275.html
SUSE Linux Enterprise Server 15 GA Release Notes
Supported Java Versions
https://www.suse.com/releasenotes/x86_64/SUSE-SLES/15/#TechInfo.Java
Elasticsearchは、新機能の恩恵を受けるために、できるだけ早くLTSリリースと非LTSリリースの両方と互換性を持たせることを計画しています。
Elasticsearch: Java 9 and Beyond!
https://www.elastic.co/blog/elasticsearch-java-9-and-beyond
これらは、他のプロジェクトや製品が6ヶ月のリズムに追随している例のほんの一部です。

この新しいリリースサイクルは、ツールベンダーにとってより管理しやすく、予測可能にします。今では小規模なアップデートの安定した流れがあります。さらに、将来を見越した開発者は、OpenJDK Project Valhallaのminimal value typeや、OpenJDK Project ZGCのZ Garbage Collector(ZGC)などの新しい機能を、使い慣れたオープンソースライセンスで利用可能な早期アクセスビルドを使って調べることができます。
Project Valhalla "Minimal Value Types" Early-Access Builds
http://jdk.java.net/valhalla/
Project ZGC "The Z Garbage Collector" Early-Access Builds
http://jdk.java.net/zgc/

Q: Why would anyone update to version X when a new release X+1 is only six-months away? (新しいリリースX+1がわずか6ヶ月先にリリースされるのに、バージョンXにアップデートするのはなぜですか?

最新のOracle JDKビルドとOracleのOpenJDKビルドを、開発者は毎月何百万回もダウンロードしています。
Java SE Downloads
http://www.oracle.com/technetwork/java/javase/downloads/index.html
Java Development Kit builds, from Oracle
http://jdk.java.net/
JDK 9、10を含め、各feature releaseでJDKダウンロード件数は着実に増加しています。Java 10の最新リリースはJava 7やJava 8よりもはるかに速いペースでダウンロードされています。例えば、このエントリ記述の時点でのJDK 10のダウンロード数は、JDK 8アップデートのダウンロード件数を5倍上回ります。

新しいリリースサイクルの速い普及は印象的です。人気のあるIDEや他のツールベンダーがJava 10を迅速に採用してJava 10のサポートを利用できるようになるのを見て、非常に力づけられています。

Q: I’m still not convinced.  Java 9 was a challenge to adopt, so that means 10 and 11 will be, too. (私はまだ納得していません。Java 9は採用が難しかったのです。10と11も同じだと考えています。)

多くのJava SE開発者とユーザーは、これまで新しいmajor versionを採用する前にアップデートを待っていました。これは、major releaseに数多くの主要な仕様変更の機能がある場合に想定されるものでしたが、6ヶ月のリリースではそういうことにはなりません。つまり、Java SE 9以降ではあてはまりません。

例えば、Java SE 9のリリースでは、Java SE 8の上に約19,000のソースコードの変更が組み込まれていましたが、Java 9とJava 10の間では2,700の変更しかありませんでした。これは、Java 8とJava 8u40の変更とほぼ同じです。したがって、Java SE 9はJava SE 8に対するメジャーアップグレードですが、Java SE 9はJava SE 9のシンプルな機能アップデートです。

Q: How can I be confident that the X+1 release transition will be smooth?  How much time is there to transition? (X+1リリースの移行がスムーズになることは、どうすればわかりますか?移行にどのくらいの時間が必要ですか?)

早期アクセスビルドは、Oracle独自のOpenJDKビルドを含めて、以前よりダウンロードや試用が簡単です。
JDK 11 Early-Access Builds
http://jdk.java.net/11/
OracleのOpenJDK早期アクセスビルドをビルドテストシステムで使用することを開発者に推奨します。そうすれば、問題が早期に発見される可能性があります。

feature releaseの最終更新から3ヶ月で、次の機能リリースのセキュリティ更新プログラムがあります。この間に移行することを強くお勧めします。新機能リリースと次回の予定されているセキュリティ更新から約1ヶ月あります。例えば、Java 9.0.4は2018年1月に、Java 10.0.0は2018年3月に、10.0.1は2018年4月にリリースされました。Java 10.0.1リリース以降、Java 9.0.4やJava 10.0.0の使用はお勧めしません。ですが、1ヶ月、もしくはテスト開始まで3ヶ月待つ必要はありません。10.0.1のアップデートリリースが出る6ヶ月以上前から、JDK 10の早期アクセスビルドは2017年11月から定期的に公開されているからです。
Java Development Kit builds, from Oracle
http://jdk.java.net/
これは、feature releaseとそれに続くセキュリティアップデートの間に4〜6週間あるという、これまでのfeature releaseと一致しています。例えば、2015年3月初旬に8u40がリリースされ、後に続くセキュリティアップデートの8u45は2015年4月14日にリリースされました。

Q: Ok, but I don’t want new features.  I have a system in production and just want stability, performance and security updates only.  What do I do? (わかりましたが、本番環境のシステムがあるので、新しい機能ではなく、安定性、パフォーマンス、およびセキュリティの更新のみを望んでいます。どうすればいいですか?)

Oracleでは、2018年9月のJava SE 11から、「長期サポート」(LTS)リリースとして、3年ごとにリリースを指定する予定です。Java SE 9のリリースはJava 10のリリースでEnd of Lifeを迎え、Java 10もJava 11のリリースで同様にEnd of Lifeを迎えますが、Java 11は少なくとも8年間はOracleの商用サポートを提供する予定です。
Oracle Java SE Support Roadmap
http://www.oracle.com/technetwork/java/eol-135779.html
Java 6とJava 7でほぼ10年間に起こったように(そして2019年にはJava 8でも同様のことが起こるでしょう)、顧客のニーズに集中できるようOracleがOpenJDKの特定のリリースシリーズにソースコードの変更を提供しなくなった後は、OpenJDKコミュニティの他の資格のあるコントリビュータは、リリースシリーズの継続的なメンテナンスを進める可能性があります。彼らは選択する限り、OpenJDKコミュニティ標準に従って、Oracleやその他の人々がまだメンテナンスしている以後のリリースから関連する変更をバックポートします。例えばJDK 6の場合、Sunは2008年にプロジェクトを確立し、Oracleは2013年までそれを維持し続けました。その後、他のメンテナーは、その後以後のリリースからの更新をバックポートすることでプロジェクトの作業を続けました。

Oracleは、JDK Updates Project内で確立されたプロセスを提供するとともに、新しい役割、そして大事なことを言い忘れていましたがVulnerability Groupの役割に慣れるために新しいメンテナーへの支援を提供することで、OpenJDK Communityでこうした移行をサポートしています。
[9u Communication] End of maintenance timeframe & invitation for prospective new maintainers
http://mail.openjdk.java.net/pipermail/jdk-updates-dev/2018-February/000087.html

Q: What’s happening with Java SE 8? (Java SE 8はどうなるの?)

Java SE 8は、従来のバージョン管理とリリースサイクルモデルの最終で、Java 9は新たなスタートでした。

Oracle JDKの場合、Java 8はJava 7やJava 6と全く同じ移行プロセスを辿りますが、いくつかの例外があります。まず、新しいリリース・モデルに慣れるための猶予時間を増やすために、Oracleは商用本番利用用途向けに2019年1月、個々のデスクトップ向けに少なくとも2020年末までにOracle JDKのパブリック・アップデートを拡張しました。2つ目は、Java 6→7およびJava 7→8の場合と同様に、次のリリースに移行したい人向けに、Oracle JDKをOracleのOpenJDKビルドと互換性を持たせるための取り組みを発表しました。あなたがまだ移行されていないならば、10に移行し、新しいリリーストレインに乗ることをご提案します。

OpenJDKの領域では、Oracleは2019年1月までJDK 8 Updatesプロジェクトを継続してリードし、貢献する予定です。その前に、(これまで10年にわたって実施されていたように)新しいメンテナの要請が行われます(詳細は前の質問をご覧ください) 。
[8u-communication] Oracle's plans to contribute to JDK 8 Updates Project in OpenJDK after Java SE 8 End of Public Updates
http://mail.openjdk.java.net/pipermail/jdk8u-dev/2018-March/007341.html

Q: I’m an Oracle Customer, how am I affected? (Oracleの顧客にはどのような影響があるのか?)

Java SEを依存関係に持つOracle製品内で、Java SEを利用する場合には影響を受けます。詳細はMy Oracle Supportの記述をご覧ください。
Support Entitlement for Java SE When Used As Part of Another Oracle Product (Doc ID 1557737.1)
https://support.oracle.com/rs?type=doc&id=1557737.1

[脚注]

[1] Oracleがバイナリとビルドのために発表した計画は以下の通り。
  1. Oracle JDKの以前の全てのクローズドソースをOpenJDKに移動する
  2. GPLv2 + CPEの下でOpenJDKバイナリを公開する
  3. Oracle JDKとOpenJDKのバイナリは互換性を持たせてスムーズな移行を保証する