[Database] Shared Database Servers

多くの企業は、データベース環境を統合してプライベートクラウドへの取り組みを進めているので、ISVはExadataのような共有型の高性能なデータベースサーバー上で実行するようなシナリオの検討を迫られています。いくつかのISVは、共有環境でのパフォーマンスのSLAを懸念していますが、仮想環境でなくても、リソースの競合を避け、SLAを保証するために使用できるOracle Databaseの機能があります。その機能とは…
  1. インスタンス・ケージング
    これは割り当てられたCPUもしくはデータベースインスタンスが同時に利用できるCPUの最大個数(およびOracleプロセスの個数)を制限することを保証する機能です。この機能を使うと、データベースサーバが他のアプリケーションと共有されている場合でも、ISVは当該アプリケーションに十分にCPUを割り当てられていることを保証できます。
  2. データベースリソースマネージャを用いたCPUリソースの割り当て
    この機能は、データベースの種々のユーザーやアプリケーションが利用できるCPU時間を比率を指定して割り当てるものです。この機能を利用すると、ISVは優先ユーザもしくは優先するアプリケーションの負荷に対してCPUリソースを優先的に確保することができます。
  3. Exadata I/O リソースマネージャ
    Oracle Database 11gのデータベースリソースマネージャの機能がExadata向けに強化されました。この機能を使うと、I/O帯域幅を独占したり、ストレージを共有する他のデータベースのパフォーマンスに影響を与えるようなデータベースを恐れずに、データベース間でストレージを共有することができます。
    これは、同一サーバを共有する他のアプリケーションの設計がまずいためにパフォーマンスのボトルネックがI/Oによるものではないことを保証するために利用されることがあります。
参考URL
インスタンス・ケージング
http://download.oracle.com/docs/cd/E16338_01/server.112/b56301/dbrm007.htm#CFHJGBFC

データベースリソースマネージャ
http://download.oracle.com/docs/cd/E16338_01/server.112/b56301/dbrm.htm#i1010776

I/Oリソースマネージャ
http://www.oracle.com/us/solutions/datawarehousing/039572.pdf

原文はこちら。
http://blogs.oracle.com/ZEN/2011/02/shared_database_servers.html

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