[Cloud] The NIST Cloud Computing Forum & Workshops IV (Nov 2-4, 2011)

新しい米国のCIO、Steve Van Roekelは、NISTのシニア研究者と一緒に、今週、第四回目のクラウドコンピューティングフォーラムとワークショップを開催しました。

Cloud Computing Forum & Workshop IV
http://www.nist.gov/itl/cloud/cloudworkshopiv.cfm

ハイライトは、パブリックコメントのための、クラウドの技術ロードマップのドラフト版リリースでした。議題及びダウンロード可能なドキュメントやプレゼンテーション資料はWebサイトをご覧ください。

このイベントでは様々な国からの参加者が、"オープン"、”相互運用性”、そして、"国境なきクラウド"という理想主義的な"Oneクラウド"ビジョンについて非常に友好的な議論が行いました。

クラウドコンピューティングへの流れにおける、私が心配する問題は、大規模なクラウドインフラストラクチャの設計、ビルド、および管理するための専門知識はどこから得られるのか、というものです。このような並列プログラミング、スケーラビリティ、仮想化、およびキャッシュの管理などのコンセプトには、最初からCS(Computer Science)カリキュラムに統合する必要があります。多分ですが、高等学校で開始するとしても、確実に学部レベルの内容です。私はまだCSコースや多くの大学で提供している教科書にて、これらの分野を十分に強調しているのを見たことがありません。知識豊富な卒業生が連続的に出てこなければ、クラウドコンピューティングの経験と専門知識の欠如がないがゆえに、この変革技術の採用が遅くなる可能性があります。

クラウドのセキュリティと信頼に対しては、依然懸念が残っていますが、それに対し、NISTクラウドコンピューティングのセキュリティワーキンググループが、クラウドセキュリティに関する17の主要な要件分野の概説(ドラフト版)をリリースしました。

Challenging Security Requirements for US Government Cloud Computing Adoption
http://collaborate.nist.gov/twiki-cloud-computing/pub/CloudComputing/Documents/NIST_Security_Requirements_for_US_Government_Cloud.pdf

この中では、成熟したセキュリティソリューションと相互運用性/開発標準が現状ではまだ不足しているにもかかわらず、それでもなお、実験、試行、および(必然的に)エラーを通して専門知識が進化していくことを期待して、政府機関がクラウドの展開を開始することを推奨しています。


原文はこちら。
https://blogs.oracle.com/drcloud/entry/the_nist_cloud_computing_forum

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