[VM, FMW] Application-Driven Virtualization with Oracle Virtual Assembly Builder

原文はこちら。
https://blogs.oracle.com/virtualization/entry/application_driven_virtualization_with_oracle

Oracleは、Oracle Virtual Assembly Builder(以下、OVAB)という、ユーザーが設計、パッケージとマルチティアアプリケーションを展開することができます驚くべき新製品を発表しました。OVABは、Oracle Database、Oracle HTTP Server、Oracle WebLogic Serverやその他のコンポーネントといったOracleのアプリケーションを、任意のマルチティアアプリケーションを構成する(アプライアンスと呼ばれる)ビルディング·ブロックとして、利用することができます。Assembly Studioを使うと、アプリケーションを組み合わせ、デプロイヤを使ってアプリケーションをOracle VM環境へ展開することができます。

Oracle VMは、顧客が迅速かつ効率的に重要なビジネスサービスを展開することを支援するための完全なソリューションとなるべく、ゼロから設計されています。プラットフォームとしてOracle VMを使うと、OVABにより既存のマルチティアアプリケーションをキャプチャし、その内容を分析し、青写真を作るプロセスを効率化しスピードアップすることができます。

以下は、OVAB Studioの画面です。OVAB Studioでは、アプライアンスに接続し、マルチティアアプリケーションを作成し、パッケージ化することができます。以下の例ではOracle WebLogic Serverを構成して、データベースやOracle Traffic Directorが前に配置されているマルチティアアプリケーションを構成しています。

従来のモデルは、アプリケーションの設計は非常に複雑でエラーが発生しやすく、展開は長期にわたります。コストの高い誤りを避けるため、各ステップを検証しダブルチェックしています。アプリケーションをインストールして仮想マシンを構成してから、さらにアプリケーションを構成する追加作業が必要です。

確かに仮想化により、物理サーバの設定の負担を軽減し、デプロイメントプロセスを改善しました。しかし、アプリケーションの展開と構成は、これまでと同様複雑で時間がかかるままで変わっていません。そこでOracleはOracleは一歩先へ進んで、OVABを用いて、IT環境にアジリティをもたらし、仮想化というアジリティをアプリケーションにもたらすのです。

Oracle VMユーザにとって、これらは非常にエキサイティングなことです。OVABは他の仮想化ソリューションでは不可能な機能を提供します。お客様は、アプライアンスから取り出し、OVAB Studioに取り込み、特定の要件に従ってアプリケーションを設計し、アセンブリにパッケージ化することができます。これにより、アプリケーションの設計と展開の問題を解決するだけでなく、反復可能な方法で容易に既存のデプロイメントを移動し、変更するためのツールとして機能します。アセンブリをブループリントとしてアプリケーションに保持するので、テストや開発など目的でアセンブリを利用することができます。テスト担当者は、アセンブリを使ってテスト環境にデプロイし、新しいパッチをテストしたり、構成変更を検討したりできます。開発者は本番環境のアプリケーションの正確な複製に対して新機能を開発することができます。

OVABは、既存のアプライアンスを使用してアセンブリを作成するだけでなく、既存の物理環境をイントロスペクションし、構成を分析してアプライアンスにする機能もあります。これらのアプライアンスをアセンブリとしてパッケージ化することも、より洗練されたアセンブリを作成するためのビルディングブロックとして利用することもできます。 OVABは、Oracle Database、Oracle WebLogic Server、Oracle SOA Suite、Oracle HTTP Serverなどを含むアプライアンスのリストを標準で備えています。

この例では、SOA Suiteの物理実装を確認し、OVAB Studioに取り込んで構成・パッケージ化しています。最初の段階は、既存のデプロイメントを分析するイントロスペクションプロセスです。



次は、確認した環境がOVAB Studioで構成およびキャプチャできるようになっています。


Oracle VMチームは、OVABチームと密接に協力して、素早く簡単にアプリケーションの構築と展開を実現できるよう、両製品を設計してきました。Oracle Enterprise Managerと共に使うと、サーバから仮想化レイヤを通してOS、データベース、ミドルウェア、アプリケーションレイヤまで、サーバプロビジョニングからクラウドセルフサービスポータルまで、完全にクラウドを管理することができます。Oracleの仮想化とクラウドのポートフォリオにこのOVABを追加できることをうれしく思います。引き続きお客様が成功する一助となりえますように。

OVABについて
http://www.oracle.com/technetwork/middleware/ovab/overview/index.html (英語)
http://www.oracle.com/technetwork/jp/middleware/ovab/overview/index.html (日本語)

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