[Cloud] Cloud Application Management for Platforms

原文はこちら。
https://blogs.oracle.com/wsinterop/entry/cloud_application_management_for_platforms

本日、OracleはCloudBeesCloudsoftHuaweiRackspaceRed HatSoftware AGと共にCloud Application Management for Platforms (CAMP)仕様をリリースしました。この仕様はPaaS環境でのアプリケーション管理を取り扱います。(リソースとリソース間の関係からなる)モデルや、モデルを操作するためのRESTベースのAPI、アプリケーション(や付随するメタデータ)をプラットフォームへインポート、エクスポートするためのパッケージング形式をを定義しています。
同僚のMark Carlsonが既に仕様のまとめを以下に記載してくれていますので、以下では強調したいポイントを追加しておきます。
Oracle and Partners release CAMP specification for PaaS Management
https://blogs.oracle.com/mmm/entry/oracle_and_partners_release_camp
http://orablogs-jp.blogspot.jp/2012/09/oracle-and-partners-release-camp.html
  • CAMPは、言語であり、フレームワークであり、プラットフォームに依存しません。Java/ Springアプリケーション(Node.jsのアプリケーションなど)としてRuby on Railsアプリケーションをデプロイおよび管理するタスクにも同様に適用可能であるべきです。
  • CAMPは唯一クラウド利用者とクラウド提供者間のやりとりをカバーしています(NIST Cloud Computing Reference Architectureで提供されるこれらの用語の定義を使用しています)。例えば、クラウド提供者が追加のプラットフォームサービス(例えば新しいメッセージキューサービス)をデプロイする際に使用する内部APIは、CAMPの対象外です。
  • CAMPはアプリケーションのライフサイクル全体の管理をサポートします(例:起動、停止、中断、再開、など)。アプリケーションを構成するコンポーネントのデプロイだけではありません。
  • 複雑性は相互運用性のアンチテーゼです。CAMPの目標の一つは、できるだけ広く相互運用を可能にすることです。この目的を達成するために、CAMPの著者は、「できるだけ物事をシンプルに、でも劣らないように」努めました。例えば、JSONがこの仕様における唯一のシリアル化形式です(プロバイダはXMLのようなシリアル化形式をサポートするよう、この仕様を拡張できますが)。仕様がOASISでの手続きの中でこのsimplicityを維持できるかどうかを見守らなければなりません。これまでのところ、仕様への協力に関心を表明した人々は、simplicityの必要性に関して好意的のようです。
  • simplicityの裏返しは、誰かにとって重要なものを間違いなく落としたことを認識している、ということでもあります。これを補うために、CAMPは拡張性を考慮して設計されています。その意図は、機能するとわかっているものを出して、実装者が仕様を拡張し、仕様をリファクタリングして最も人気のある拡張機能を組み込むことを可能にすることです。
この作業に興味がある方、特にPaaSレベルのサービスをお使いの方は、ぜひ間近に迫ったOASIS TCへ参加頂きたいと思っています。お気づきの通り、CAMPは先行よりモノリシックな管理標準から生まれたものです。その意図は、具体的な相互運用性や移植性の問題に対応することを目標とした、シンプルかつ個々の標準を開発すること、これらの標準をRESTやHATEOAS(Hypermedia as the Engine of Application State)ベースの共通パターンと結びつけることです。こうしたアイデアが形になることにわくわくしています。

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