[Cloud] Oracle and Partners release CAMP specification for PaaS Management

原文はこちら
https://blogs.oracle.com/mmm/entry/oracle_and_partners_release_camp

Cloud Application Management for Platforms
Cloud Application Management for Platforms (CAMP) の仕様がリリースされました。
Cloud Application Management for Platforms Version 1.0
http://www.cloudspecs.org/CAMP/CAMP_v1-0.pdf
Leading Technology Vendors Announce New Specification Designed to Ease Management of Applications Across Public and Private Clouds (ニュースリリース)
http://www.cloudspecs.org/CAMP/CAMP_Press-2012-08-30.pdf
これはPaaS管理のための業界標準のセルフサービスインターフェース仕様になるものの最初のドラフトで、クラウド標準の開発における重要なマイルストンです。Oracleを含む新興のクラウド業界のプレイヤーが作成したこの仕様を標準化団体のOASIS(憲章の草案はこちら)に提出しており、オープンな開発プロセスで最終化されることになっています。
CAMPはPaaS上のアプリケーションをセルフサービスで管理するためのアプリケーション開発者、デプロイ担当者を対象にしています。アプリケーション開発環境(Application Development Environment, ADE)で開発され、プライベートもしくはパブリッククラウドプラットフォームに展開するという、アプリケーション開発プロセスと緊密に整合性が取られています。CAMPでは、アプリケーションのプラットフォームコンポーネントへの依存性の背後にあるモデルを標準化し、アプリケーションをADEとクラウド間、時と場合によってはクラウド間を移送するための標準化されたフォーマットを提供します。
アプリケーションがデプロイされると、CAMPは利用者に対し、PaaSが提供する機能への標準化されたセルフサービスのインターフェースを提供します。クラウド利用者はクラウドプラットフォームのアプリケーションのライフサイクルを管理でき、基礎となるプラットフォームサービスを利用することができます。CAMPインターフェースには標準のHTTPプロトコル上にCAMPモデルのRESTfulバインディングを含みます。モデルリソースのエンコーディング方式として、JSONを利用しています。
CAMPのモデルにはアプリケーション(Application)、アプリケーションのコンポーネント(Components)、両者が依存するプラットフォームコンポーネント(Platform Components)を表すリソースを含みます。
利用者は仮想マシンではなく、コンピュータの能力やストレージ、ネットワークといった種々のリソースを使って組み合わせることを選ぶ抽象化層があることをPaaSクラウド利用者が理解することが重要です。PaaSクラウド利用者はアプリケーションやコンポーネントをホストしているインフラのシステム管理者にもなりたくないのです。CAMPはこのより抽象的なレベルで動作しますが、まだ基盤となるインフラストラクチャのクラウドを使って構築されたプラットフォームにも対応します。CAMPを用いて、この基盤インフラを利用者に公開するか否かはクラウドプロバイダ次第です。
CAMPの仕様で対応する一つの大きな課題は、新しいプラットフォームへのアプリケーションを可能な限りシームレスで、エラーがなく展開できるようにすることを保証する、というものです。異なるプラットフォーム向けに開発されたアプリケーションを新しいプラットフォームへ移送する場合、これはずっと難しい課題になりますが、CAMPでは、基盤のプラットフォームの特定の機能と、アプリケーションやコンポーネントの要件をマッチングして実現します。この課題は、(例えばデータベースプールにおいて、スキーマベースで)プロビジョニングされる仮想化プラットフォームリソースのプールが既にあるかどうかや、プラットフォームコンポーネントが本当にインフラストラクチャプールから引き出された仮想マシンの組み合わせだけかどうかに関係なく、達成されなければなりません。
CAMPが提供するプラットフォーム・クラウド間の相互運用性とは、ADEのようなCAMPクライアントが、単一の共通インターフェースを用いて複数のクラウドに対応できることを意味します。アプリケーションを複数のプラットフォームクラウドにまたがって展開でき、各クラウドで実行中のコンポーネントを管理するための特別なアダプターを作成しなくても管理ができます。
CAMPの開発は、企業の小さな集まりによる作業ですが、このアプローチには大きなメリットがあります。例えば、これらの企業のそれぞれが自社のプラットフォームを作成する方法は異なっているので、CAMPが幅広い実際のデプロイメントをカバーできることを保証することができます。CAMPは今、オープンな標準化団体であるOASISの指導の下で開発の次の段階を迎え、機能を拡大しようとしていますが、実装と導入を容易にするために、簡潔かつ最小限に保つことを願っています。そのうち、アプリケーションが使用でき、管理が必要な多種多様なプラットフォームコンポーネントが出てくるでしょう。CAMPは現時点で唯一こうした例、DataBase as a Service(DBaaS)の例を(Appendixに)含めています。
OASISにてCAMPのTechnical Committeeが始まることを楽しみにしています。開発プロセスが成功するようにベストを尽くします。TCで会いましょう。

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