[Java] Java EE and GlassFish Server Roadmap Update

原文はこちら。
https://blogs.oracle.com/theaquarium/entry/java_ee_and_glassfish_server

2013年は、Java EEとGlassFishサーバーのコミュニティの両者にとってすばらしい年でした。 6月12日、オラクルとそのパートナーは、3つの主要なテーマ(HTML5、開発者の生産性、エンタープライズの要求に対応すること)を掲げ、Java EE 7のリリースを発表しました。オンラインイベントは、最初の2日間で10,000ビューもご覧頂きました。
Introducing Java EE 7
https://event.on24.com/eventRegistration/EventLobbyServlet?target=registration.jsp&eventid=615713&sessionid=1&key=453EBA948F6408FE613E61903CBAEBFA&partnerref=introducing_java_ee_7_javasourceblog&sourcepage=register
このオンラインイベントの間、Oracleは世界初のJava EE準拠のApplication ServerであるGlassFish Server Open Source Edition 4を発表しました。GlassFish Server Open Source Editionの主要な役割は、これまでも、これからも変わりなく、JavaプラットフォームEnterprise Editionの最新リリースの導入を推し進めることにあります。OracleはJava EE 7 SDKも発表しました。Java EE 7の学習の助けとなるよう、GlassFish Server Open Source Edition 4をバンドルしています。OracleはGlassFish Server Open Source Edition 4をベースにしたJava EE参照実装を発表しました。Java EEは人気のあるプラットフォームで、その証拠に20以上のJava EE 6互換実装が選択できる状態になっています。
Java EE Compatibility
http://www.oracle.com/technetwork/java/javaee/overview/compatibility-jsp-136984.html
Java EE 7とGlassFish Server Open Source Edition 4がリリースされてから、Java EE 8のロードマップを策定し始めました。これはJavaOne Strategy Keynoteで紹介した通りです。
JavaOne Strategy Keynote
http://www.oracle.com/javaone/live/on-demand/index.html#javaone
要約すれば、HTML5サポートの改良、クラウド、NoSQLサポートの調査に対し数多くの関心があります。そういったものをJava EE 8で目の当たりにしたい、という、数多くのすばらしいフィードバックをコミュニティやお客様から頂きました。
JavaOne 2013が間近になったときにGlassFish Serverのロードマップを策定し始めました。JavaOneで発表したのは、GlassFish Server Open Source Edition 4.1が2014年に計画されている、というものでした。ここでそのロードマップのアップデートを記載します。
  • GlassFish Server Open Source Edition 4.1は2014年に計画(これまで通り)
  • 必要に応じて、GlassFish Server Open Source Editionに対するアップデートを計画している。これは商用サポートされないものである。
  • Java EE 8に向け、
    • トランクは最終的にJava EE 8実装としてのGlassFish Server Open Source Edition 5へと移行する。
    • Java EE 8参照実装はGlassFish Server Open Source Edition 5をベースとして導出する。これは過去のJava EEとGlassFish Serverリリースでやってきたことと同じである。
  • Oracleは今後、商用サポート付きのOracle GlassFish Serverの将来のメジャーリリースをリリースしない。具体的には、Java EE 7の商用サポート付きのOracle GlassFish Server 4.xはリリースされない。
  • 商用Java EE 7サポートはWebLogic Serverから提供される。
  • Oracle GlassFish Serverは4.xの商用バージョンをリリースしない。
最後の段を深掘りすると、Oracle GlassFish Server 2.1.x and 3.1.xの商用バージョンをお使いの新規および既存のお客様はOracleのライフタイムサポートポリシーに従い引き続きサポートされます。
Oracle Lifetime Support Policy (Oracle Fusion Middleware)
http://www.oracle.com/us/support/library/lifetime-support-middleware-069163.pdf
Oracleは、商用Oracle GlassFish Serverをお使いの既存のお客様は、技術的およびライセンスを移行するパスとして自然なOracle WebLogic Serverへの移行を計画し始めることをお勧めします。
  • Java EE標準に基づいて開発されたアプリケーションはGlassFish ServerおよびOracle WebLogic Serverにデプロイできる。
  • GlassFish ServerとOracle WebLogic Serverには実装固有のデプロイメントディスクリプタの相互運用性がある。
  • GlassFish Server 3.xとOracle WebLogic Serverはかなりの量のコードを共有しており、そのため設定や(拡張)機能に類似点がかなりある。共有しているコードにはJPA、JAX-RS、WebSockets (いずれもJSR 356以前のもの)、CDI、Bean Validation、JAX-WS、JAXB、そしてWS-ATなどがある。
  • Oracle GlassFish Server 3.xおよびOracle WebLogic Server 12cは共にOracle Access Manager、Oracle Coherence、Oracle Directory Server、Oracle Virtual Directory、Oracle Database、Oracle Enterprise Managerをサポートしており、基礎となるOracle JDKへのサポートを得る権利がある。
まとめると、OracleはJava EEの将来にコミットしています。Java EE 7がリリースされ、Java EE 8の計画が始まりました。GlassFish Server Open Source Editionは引き続き、今後のJava EE参照実装の戦略的基盤としてあり続けます。そして開発者に対し、必要に応じてアップデートを提供し、GlassFish Server Open Source Editionのすばらしい開発者体験を提供する予定です。現在GlassFish Server Open Source Edition 5をJava EE 8参照実装の基盤として計画しており、また、GlassFish Server Open Source Edition 5をJava EE 8 SDKにバンドルすることも計画しています(実はこれがGlassFishのディストリビューションで最も人気があるのです)。これにより、GlassFishのリリースではJava EEプラットフォームやコミュニティ主導の要件により一層注力することができるでしょう。我々は引き続きコミュニティへの貢献、バグレポート、GlassFishフォーラムへの参加などを奨励します。
コミュニティへの貢献の例(ProductionRedeployment)
https://wikis.oracle.com/display/GlassFish/ProductionRedeployment
バグレポート(JIRA)
https://java.net/jira/browse/GLASSFISH
GlassFish Forum
https://www.java.net//forums/glassfish/glassfish
引き続き、Oracle WebLogic ServerはOracleから提供される、単一の戦略的な商用サポートを有するアプリケーションサーバーです。

[免責事項]
上記は弊社の一般的な製品の方向性に関する概要を説明するものです。また、情報提供を唯一の目的とするものであり、いかなる契約にも組み込むことはできません。上記事項は、マテリアルやコード、機能を提供することをコミットメント(確約)するものではないため、購買決定を行う際の判断材料になさらないで下さい。オラクル製品に関して記載されている機能の開発、リリースおよび時期については、弊社の裁量により決定されます。

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