[Linux, Docker] Announcing Oracle Container Runtime for Docker 17.06

原文はこちら。
https://blogs.oracle.com/linux/announcing-oracle-container-runtime-for-docker-1706

Oracle Container Runtime for Docker Release 17.06の発表ができることをうれしく思っています。Oracle Container Runtimeを使うとOracle Linuxを使ったシステムやDockerをサポートする他のOS間でアプリケーションを作成、配布することができます。Oracle Container Runtime for DockerはDocker Engineから構成されており、アプリケーションのパッケージングおよび実行ならびにDocker Hub、Docker StoreやOracle Container Registryとの統合してアプリケーションをSoftware-as-a-Service (SaaS) クラウドで共有することができます。
Oracle Container Registry
https://container-registry.oracle.com/
Oracle Container Runtime for Dockerの最新リリースはDocker 17.06ベースで、Dockerの以前のリリースからの変更が組み込まれています。Oracle Container Runtime for Docker Release 17.06はOracle Linux 7 (x86_64) でご利用いただけます。これはOracleが提供した以前のリリースからのアップグレードです。

Notable Updates

Oracle Container Runtime for Dockerの最も重要な新機能の一つが、マルチステージ・ビルドのサポートです。これを使うと、最終イメージ作成のための中間ビルド成果物を作成するDockerfileを作成することができますが、この中間ビルド成果物自体は最終イメージ自身に含める必要がありません。これは、イメージサイズを小さくするだけでなく、ロード時間やコンテナ実行時のパフォーマンス向上にも寄与します。マルチステージ・ビルドに関する詳細情報は、以下のユーザーガイドをご覧ください。
Oracle® Linux 7Oracle Container Runtime for Docker User's Guide
Multi-stage Builds
http://docs.oracle.com/cd/E52668_01/E87205/html/section_m5g_mpz_3bb.html
環境ビルドにおけるその他の改良点として、DockerfileのARG命令の形式でビルド時引数を使用できるようになりました。これにより、環境変数を各イメージに渡すことができます。FROM命令では、Dockerfile中でFROM命令の前にある、ARG命令で定義された変数をサポートします。

このリリースでは、overlay2ストレージドライバはSELinuxでもサポートされるようになっています。以前のリリースでは、SELinuxが有効で、オーバーレイファイルシステムを使っている場合、Docker Engineが始動しませんでした。このチェックは、新しいカーネルがこの組み合わせをサポートし、SELinuxサポートのパッケージが更新されたため削除されました。

このリリースには、docker-storage-configユーティリティも含まれています。このユーティリティを使用すると、新規ユーザーが新規インストール時に、Dockerストレージを正しくOracleのガイドラインに従うように設定できます。詳細については、以下のユーザーガイドをご覧ください。
Oracle® Linux 7Oracle Container Runtime for Docker User's Guide
Using the docker-storage-config Utility to Automatically Configure Docker Storage
http://docs.oracle.com/cd/E52668_01/E87205/html/docker_install_upgrade_storage.html#docker_install_storage_config_script

Deprecated Features

ご注意頂きたいのは、このリリースでは、デフォルトでv1プロトコルを実行する従来のレジストリとの通信が無効になっているという点です。
--disable-legacy-registry=false
上記のデーモンオプションを設定することで、このバージョンのプロトコルを使用した通信を許可することは可能ですが、v1レジストリのサポートは非推奨です。

デーモンオプション --graph もまた非推奨になっています。より説明的で混乱を避けるため、 --data-root を利用してください。このオプションはイメージやボリューム、コンテナ、ネットワーク、Swarmクラスタの状態やSwarmノードの証明書といったデータを含む親ディレクトリのパスを示します。

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